書籍紹介 『世界で戦える自分をつくる5つの才能』

自己啓発

著者は午堂 登紀雄氏。この方の本はついつい手にとってしまうタイトルが多いです。
かなり前に読んで、久しぶりに読み返したら、今でも活用できる内容でした。

こんな人におすすめ
  • どんな能力を伸ばしたらよいか悩んでいる
  • どんなスキルがあればビジネスで成果が出せるか知りたい

この本で書かれている5つの才能とは、以下の5つです。

本の目次

才能1 戦略を描く
才能2 情報を見抜く
才能3 スキルを高める
才能4 仕組みをつくる
才能5 ブレイクスルーを起こす

各章の中で、私が心がけているもの、実践しているものをピックアップ。

才能1 戦略を描く


自分の理想系をイメージする→理想形から逆算して、今の自分に足りていない部分を補う。
自分のスキルを棚卸し、複数のスキルセットを組み合わせ、リスクヘッジし全体で稼げるようにする。

私の場合だと直販営業、代理店営業、製品企画、アライアンスなど多岐にわたって仕事の経験があるため、これらを組み合わせた営業企画、アライアンス企画などが現状での独自スキルと考えています。

才能2 情報を見抜く

ここは結構自分として弱い部分。今の仕事で関わる業界の情報には詳しいが、より広い目線での情報収集、今後の世の中がどう変わっていくか、などの視点が足りていないと思う。

本書の中で紹介されている情報収集の方法としては「海外ニュースのアプリで情報収集」「海外旅行の際に現地の日本人にアポを取り、現地紹介をしてもらう」など。

才能3 スキルを高める

この章では小さくても良いので自分でビジネスをして、顧客を集める、収益化する、ということを試すのが、ビジネスのスキルを身につける一番良い方法と紹介されています。

確かに会社員として働いていると、会社全体の売上や利益を把握して、自分の売上がどこに貢献しているか、自分が使った費用が原価としてどれだけの割合を占めているのか、まで意識することは少ないんではないでしょうか。

自分もこういったブログを書いたり、自分で作ったものを販売したりして、売上、原価、利益の感覚や、どうやったら売上をスケールできるかなど考えたりしています。

才能4 仕組みをつくる

この章からは実践をして成果を出す、という難易度があがります。
内容は自分の労働力に依存しない、稼ぐ仕組みをどう創るか、というもの。昨今副業がブームになっていますが、仮に副業するとして、本業で得たスキルをどう副業に活かすか、副業で得たスキルをどう本業に活かすか、を考えることで継続して自分のスキルを高めつつ、稼ぐ仕組みを創れると思います。

章の中では「リピート収入を得る働き方」「収入源となるスキルの身につけ方」などのヒントが書かれています。

才能5 ブレイクスルーを起こす

この章では、現状を突破し、フィールドが変わっても活躍し続けるための思考体系と行動体系について書かれています。

具体的には
・ゴールを達成するためにどうしたらできるか、を考える
・知識のインプットだけでなく、実行をして身につける
・未体験のことでもまず挑戦してみる
などです。

会社でも「達成、実行が困難である理由の説明から入る人」「知識はあるけど動けない人」「動かない理由をそれらしく並べる人」確かにいますね。そういう人は与えられた仕事はできるかもしれませんが、これまでに実績のないことを成し遂げたり、新しいチャンスを掴むといったことはできないでしょう。


具体的な知識やノウハウが多く書かれている本ではないですが、自分が成長していくためにどういったことを考え、実行していくと良いかを考えるよに良い本だと思います。

著者:午堂 登紀雄
1971年、岡山県生まれ。米国公認会計士。経営コンサルタント。中央大学経済学部卒。大学卒業後、東京都内の会計事務所にて企業の税務・会計支援業務に従事。大手流通企業のマーケティング部門を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして活躍する。IT・情報通信・流通・金融をはじめとした国内外の大手企業に対する経営課題の解決や事業戦略の提案、M&A、企業再生支援など数多くの案件を手がける。2006年、株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズを設立。現在は不動産投資コンサルティングを手がけるかたわら、キャリアプランやビジネススキルアップ、資産運用に関するセミナー、講演で活躍。

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